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地価動向に関する不動産鑑定士アンケート調査(平成22年8月)

流通状況

・商業地は、全国的に依然として『悪い(「悪い」と「やや悪い」)』状況が続いている。
・住宅地も依然として低迷しているものの、商業地に比べると動きが出てきており先行きは『良くなる(「良くなる」と「やや良くなる」)』との予想。

地価動向

・商業地・住宅地ともに全体的には『下落傾向(「下落」と「やや下落」)』は続いている。
・前回に比べると首都圏等三大都市圏の住宅地では、値下がりに歯止めがかかり、現在が底値、先行き反転上昇とみる。
・地方は、商業地・住宅地いずれも底値の時期は「3年以降先」が大勢。

地域の不動産市場に影響を与えている要因

・「資金調達環境の変化」・「人口の増減」・「景気・雇用」が圧倒的に多い。

テナント需要

・オフィスは、現状・先行きとも、地方では「悪く」三大都市圏は「やや悪い」状況。特に大阪圏は「悪い」。
・商業施設は、全国的に現状・先行きとも「やや悪い」。
・住宅は、地方は現状先行きともに「やや悪い」。三大都市圏は東京圏・名古屋圏は「普通」で大阪圏は「やや悪い」。

個人の住宅購入に対するアドバイス

・マンション・戸建ていずれも購入は「1~3年以内」。ただ「今すぐ」も増えた。

不動産投資信託(J-REIT)への投資

・魅力を感じない人が大多数。

還元利回り

・地方は「6%~」・「7%~」・「8%~」が中心で「10%~」も多い。
・三大都市圏では「4%~」・「5%~」・「6%~」が中心で「10%~」は無い

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