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競売物件分析(平成26年度下期)東京・大阪・名古屋・福岡・横浜・さいたま・千葉・京都・神戸・仙台地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(10地裁合計)は、5,317件(前期比▲500件、▲8.6%)。5期連続減少。
・地裁別では、8地裁が減少。増加した2地裁も期毎に増減を繰り返す等、たまたま増加したものと言える。今後も当面は減少ないし横這いが予想される。
・種類別(構成比)では、10地裁合計では「土地付建物」(53.8%)が多い。東京(54.6%)・横浜(46.6%)は「マンション」が多い。

買受可能価額(開札ベース)
・買受可能価額の総額は10地裁合計で537億円(前期比▲98億円、▲15.5%)。
・最高額は5.16億円(東京都立川市、事務所ビル)。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数は4,272件(前期比▲413件、▲8.8%)。
・10地裁平均の落札件数率(全種類合計)は93.3%(前期比▲0.3ポイント)。ここ数期ほぼ同水準。東京(98.3%、前期比+1.1ポイント)が最も高く、仙台(83.3%、同+6.8ポイント)・福岡(84.4%、同▲4.4ポイント)・神戸(85.9%、同▲4.6ポイント)が低い。種類別(10地裁平均)では、「マンション」(97.6%、前期比▲0.5ポイント)が高水準。

落札価額・落札価額倍率
・10地裁合計の落札価額は840億円(前期比▲168億円、▲16.7%)。
・落札価額倍率(対買受可能価額:総金額ベース)は2.0倍(前期比▲0.1ポイント)。

応札者数
・10地裁での応札者総数は43,927人(前期比▲4,714人、▲9.7%)。3期連続減少。
・1件平均応札者数(全種類合計)は10.3人(前期比▲0.1人)。ここ数期ほぼ同水準。
・「マンション」(13.4人)は高水準。

都市別・買受可能価額帯別開札・落札状況
・都府県庁所在地であり、全体的に「マンション」ウエイトが高い(除:京都市)。
・都市部の落札件数率は、周辺を含めた地裁全体に比べ高い。

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