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競売物件分析(平成28年度上期)仙台地裁

開札・落札動向

開札件数
・開札総件数は前期から微増(160件、前期比+7件、+4.6%)。
・種類別では「土地付建物」が多い(106件、構成比66.3%)。
・用途別では居住用物件(含む併用)が7割を占める(112件、構成比70.0%)。
・地域別では、仙台市が59件(構成比36.9%)、その他の市が66件(同41.3%)、郡部が35件(同21.9%)。
・震災により中断していた競売(開札)の再開後に開札件数が集中したが、その後は期毎に多少の増減を繰り返しながら減少が続いた。直近2期は増加の様に見えるが実態はほぼ横這いの状況。開札件数の先行指標ともいえる「配当要求終期公告件数」も前年比ほぼ横ばいであることから、今後も当面は横ばいで推移するものと思われる。

落札件数率
・落札件数は前期から変わらず(102件)。
・落札件数率は前期から僅かに低下(79.7%、前期比▲0.6ポイント)。
・「マンション」は全件落札ならず80%台に低下(84.0%、前期比▲16.0ポイント)。
・地域別では、仙台市が高い(93.0%)。

応札者数・平均応札者数
・総応札者数は前期から大幅に減少(514人、前期比▲132人、▲20.4%)。
・平均応札者数も減少(5.0人、前期6.3人)。「マンション」は全種類の平均より多いものの(6.4人)、一時の二桁台(12人前後)から半減の水準で減少が著しい。

地域別落札状況
・仙台市内の物件数は全体の4割弱だが、応札者は過半数で、落札件数率は高い。

地域別・買受可能価額別落札状況
・5百万円未満物件数が約半数(54%)。

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