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競売物件分析(平成28年度下期)東京・大阪・名古屋・福岡・横浜・さいたま・千葉・京都・神戸・仙台地裁

開札動向

開札件数
・前期から、増加が4地裁(大阪・横浜・千葉・京都)、6地裁が減少。
・10地裁合計では、9期連続減少(4,357件、前期比▲4.2%)。
・地裁別には、期毎に増減はあるが、年度ベースでみると、8地裁が減少が続いている。
・開札件数の先行指標である配当要求終期公告件数の状況等から、当面は減少ないし横這いが予想される。
・種類別(10地裁合計)では、「土地付建物」のウエイトが高い(構成比54.4%)。東京のみ、「マンション」が高い(同52.4%)。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(10地裁合計)は9期連続減少(3,462件、前期比▲3.9%)。
・落札件数率(10地裁合計)は、僅かに上昇(93.2%、前期比+0.4ポイント)。地裁別では、大阪が最も高く(96.8%)、仙台が低い(77.9%)。種類別(10地裁合計)では、「マンション」が高水準(97.2%、前期比▲0.2ポイント)。

落札価額
・落札価額(10地裁合計)は、高額物件の件数変動が激しく、前期から減少(799億円、前期比▲6.3%)。落札最高額は55.5億円。

応札者数
・応札者数(10地裁合計)は開札件数の減少に因り減少し7期連続となった(34,376人、前期比▲6.9%)。
・1件平均応札者数(総計)は前期並み(9.9人、前期10.2人)。
・「マンション」は高水準(11.6人)。

都市別・開札・落札状況
・それぞれ都府県庁所在地であり、「マンション」のウエイトが高い。
・都市部の落札件数率・平均応札者数は、周辺を含めた地裁全体に比べ高い。

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