開札動向
開札件数
・開札件数(全種類合計)は、東京・横浜・さいたま・千葉の4 地裁全てが増加。
・先行数値である配当要求終期公告件数は、近時増加地裁もあるが、開札件数は、当面減少ないし横ばいが続くと予想される。
・種類別では、東京は「マンション」が多く、さいたま・千葉は「土地付建物」が多い。
落札動向
落札件数(率)・落札価額・落札価額倍率
・落札件数率(全種類合計)は、全地裁が低下。
・東京が高水準。他の地裁では、中心部より遠隔地の落札件数率が低く、地裁全体の低水準要因となっている。
・種類別では、流動性のあるマンションが高い。特に東京が高水準。
・4 地裁合計の落札価額は526 億円(前期比+20.7%)。H20 年度以降のピーク(1,483 億円)に対し3 割半ばの水準。
応札者数
・落札件数は4 地裁いずれも増加したが、応札者数は増加と減少に分かれた。
・平均応札者数は、4 地裁いずれも低下(東京:前期比▲1.1 人、横浜:同▲1.5 人、さいたま:同▲0.6 人、千葉:同▲0.5 人)。
・「マンション」が依然として高水準だが、東京でみると低下が著しく異常人気のピークは過ぎたといえる。
・競売市場離れが生じていると考えられる。
落札者
・最多落札件数は、法人140 件(2 番手:44件)、個人5 件。
・大手業者(ex. 落札件数20 件以上、9 社)の応札対象物件は「土地付建物(戸建)」あるいは「マンション」に集中。
・首都圏全域をカバー(ex. 各都県で落札)しているのは9 社中3 社。他は概ねそれぞれの地元都県に注力。
現在抜粋版を表示しております。さんゆう資料室会員の方はログインして頂くと完全版をご覧頂けます。 |
また、会員で無い方もさんゆう資料室会員(無料)のご登録を頂ければご利用頂けます。 |