開札動向
開札件数・・・減少
・開札件数(10地裁、全種類合計)は、7,433件(前期比▲270件、▲3.5%)。2期連続減少。
・一部地裁は期毎の増減が激しいが、直近12か月ベースで過去の推移をみれば全体的に減少傾向。今後も当面は減少ないし横這いが予想される。
・種類別(構成比)では、東京は「マンション」のウエイトが高く(60.8%)、京都は「土地付建物」が高い(73.8%)。
買受可能価額(開札ベース)
・買受可能価額の総額は10地裁合計で784億円(前期比▲8億円、▲1.1%)。
・最高額は16億円(東京都中央区、店舗ビル)。
落札動向
落札件数・落札件数率・・・件数僅減、率僅増
・落札件数は5,940件(前期比▲110件、▲1.8%)。10地裁平均の落札件数率(全種類合計)は93.1%(前期比+1.9ポイント)。大阪が最も高く(95.9%、前期比+1.0ポイント)、福岡が低い(85.9%、同▲2.5ポイント)。種類別(10地裁平均)では、「マンション」(96.0%)が高水準、次いで「土地付建物」(93.9%)。
落札価額・落札価額倍率
・10地裁合計の落札価額は1,195億円。
・落札価額倍率(対買受可能価額)は2.1倍(前期から0.2ポイント上昇)。対一般市場価額倍率は1.11倍。
応札者数・・・大幅増加・1件平均も上昇
・10地裁での応札者総数は61,855人で大幅増加(前期比+8,622人、+16.2%)。
・1件平均応札者数(全種類合計)は10.4人で前期から上昇(前期8.8人)。
・「マンション」(12.5人)は高水準。「土地付建物」(9.4人)も多い。
・1物件の最多応札者数は70人(東京都新宿区、「マンション」)。
都市別・買受可能価額帯別落札状況
・「5百万円未満」物件は、都市によって多少差はあるが、全体的に「応札者数」が少なく「落札件数率」も低い。
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