競売物件分析(平成27年度上期)名古屋地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は375件で前期から大幅減少(前期比▲105件、▲21.9%)。
・今後の動向も、金融機関による貸付条件の変更実行件数・配当要求終期公告物件数の推移からみれば、当面は減少あるいは横這いが予想される。
・種類別では、「土地付建物」が過半数。

買受可能価額(開札ベース)
・応札可能な最低価額である買受可能価額の総額は32.9億円。開札件数の減少に伴い大幅減少(前期比▲30.8%)。
・1件平均買受可能価額も8.8百万円で低下(前期9.9百万円)。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計)は297件で前期から大幅減少(前期比▲77件、▲20.6%)。
・落札件数率(同)は91.1%で、前期から▲1.9ポイント低下。
・「マンション」は97.5%で依然として高水準。

落札価額・落札価額倍率(対買受可能価額)
・落札物件の買受可能価額(応札可能最低価額)総額25.6億円に対し落札価額総額は52.7億円。
・落札価額倍率は2.06倍(前期2.14倍)。

応札者数
・総応札者数は2,559人で前期から大幅減少(前期比▲656人、▲20.4%)。
・1件あたりの平均応札者数は8.6人で横這い。
・「マンション」は9.5人とやや多い。

落札者数
・落札者は、法人112社と個人64人で合計176社(人)(前期比▲16社(人))。
・10件以上落札者は3社(法人)のみ。法人の最多落札件数は33件。個人は3件。

地域別・買受可能価額帯別落札状況
・開札件数:名古屋市は半数が「マンション」。他の地域は「土地付建物」が多い。
・買受可能価額帯(全域、全種類):10百万円未満の物件が四分の三(74%)。名古屋市は59%。
・応札者数(平均):名古屋市内が多い。
・落札件数率:名古屋市は100%。
・落札価額帯件数分布:名古屋市の「マンション」における5百万円未満の物件が多い。

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