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競売物件分析(平成27年度下期)東京・大阪・名古屋・福岡・横浜・さいたま・千葉・京都・神戸・仙台地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(総計)は7期連続減少(4,810件、前期比▲2.8%)。H20年以降では、ピークの4割弱の水準。
・10地裁中、東京等4地裁が最少件数更新。一方他の6地裁はほぼ最少件数近辺で増減を繰り返している。
・当面は、開札件数の先行指標である配当要求終期公告件数の状況等から、減少ないし横這いが予想される。
・種類別(総計)では、「土地付建物」のウエイトが高い(構成比54.1%)。東京のみ「マンション」が高く半数超(同55.7%)。

買受可能価額(開札ベース)
・ 買受可能価額の総額(総計)は減少(477億円、前期比▲13.9%)。
・ 最高額物件は9.8億円(東京都港区、共同住宅)。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(総計)は7期連続減少(3,807件、前期比▲2.3%)。
・落札件数率(総計)は2期連続低下(91.7%、前期比▲1.0ポイント)。東京が最も高く(95.1%)、仙台が低い(80.3%)。種類別(10地裁合計)では、「マンション」が高水準(96.8%、前期比▲0.7ポイント)。

落札価額・落札価額倍率
・落札価額(総計)は前期から減少(802億円、前期比▲5.0%)。落札最高額は40億円。
・落札価額倍率(対一般市場価額)は、1.0倍が中心。

応札者数
・応札者数(総計)は5期連続減少37,428人、前期比▲7.3%)。
・1件平均応札者数(総計)は6期ぶりに9人台へ減少(9.8人、前期10.4人)。
・「マンション」は高水準(12.6人)。

都市別・買受可能価額帯別開札・落札状況
・都府県庁所在地であり、全体的に「マンション」ウエイトが高い(除:京都市)。
・都市部の落札件数率は、周辺を含めた地裁全体に比べ高い。

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