開札動向

開札件数
・前期から、増加は4地裁（福岡・横浜・千葉・神戸）、6地裁が減少。
・10地裁合計では、10期連続減少（4,094件、前期比▲6.0％）。
・地裁別には、期毎に増減はあるが、全般的に減少傾向が続いている。
・開札件数の先行指標である配当要求終期公告件数の状況等から、当面は減少ないし横這いが予想される。
・種類別（10地裁合計）では、「土地付建物」のウエイトが高い（構成比53.7％）。東京のみ、「マンション」が高い（同54.3％）。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数は開札件数と同じく4地裁が増加。10地裁合計は10期連続減少（3,273件、前期比▲5.5％）。
・落札件数率（10地裁合計）は、僅かに低下（92.8％、前期比▲0.5ポイント）。地裁別では、東京が最も高く（97.4％）、仙台が低い（78.7％）。種類別（10地裁合計）では、「マンション」が高水準（97.6％、前期比+0.4ポイント）。

落札価額
・落札価額（10地裁合計）は、高額物件の件数変動が激しく、前期から減少（689億円、前期比▲13.7％）。落札最高額は17.4億円。

応札者数
・応札者数（10地裁合計）は応札対象件数の減少に因り8期連続減少となった（32,831人、前期比▲4.5％）。
・1件平均応札者数（10地裁合計）は前期並み（10.0人、前期9.9人）。東京が最も多い（12.7人）。
・種類別では「マンション」が高水準（11.6人、前期と変わらず）。

都市別・開札・落札状況
・それぞれ都府県庁所在地であり、「マンション」のウエイトが高い。
・都市部の落札件数率・平均応札者数は、周辺を含めた地裁全体に比べ高い。

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