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競売物件分析(平成30年度上期)名古屋地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は、減少した(320 件、前期比▲1.5%)。直近数期はほぼ横這い状況。
・種類別にみると、全域では半数が「土地付建物」だが、(50%)、名古屋市は「マンション」のウエイトが高い(59%)。
・今後の動向は、当面は横這いあるいは減少が予想される。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計)も、減少(251 件、前期比▲2.0%)。
・落札件数率(同)も、低下した(91.3%、前期比▲0.5 ポイント)。
・「マンション」は高水準(95.3%)だが、「土地付建物」はやや低位(91.0%)。

応札者数
・開札(落札)件数の減少もあり、総応札者数は減少(1,951 人、前期比▲9.5%)。
・更に、応札者数20 人以上の物件数が半減し、平均応札者数(全種類合計)は低下した(7.8人、前期8.4 人)。
・業者サイドの中古居住用物件取得に向けた旺盛な応札状況により、平均応札者数は安定的に推移していたが直近数期低下傾向にある。

落札者
・法人が圧倒的に多い(構成比83.3%)。個人による落札ウエイトは低下傾向が続く。

特集居宅物件(戸建・マンション)状況

・居宅物件は、全競売物件の7 割台半ばを占める(75%)。
・建物面積は、「戸建」は90~129㎡が5割台半ば(55.9%)、「マンション」は、60~89 ㎡が8 割強(82.8%)を占める。「マンション」の10~29 ㎡は少数(5 件、4.1%)。
・落札件数率は、件数が多いファミリー向け物件は高い(「戸建」:94.5%、建物面積90~129 ㎡、「マンション」:69.6%、60~89 ㎡)。
・築年数別分布状況は、「戸建」は築4~11 年が多く、「マンション」は築10 年前後で急増する。

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