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競売物件分析(平成30年度上期)大阪地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は前期から減少(468 件前期比▲6.2%)。期毎に増減しているが、12 か月ベースでは減少が続いている。大阪市と東大阪地域の件数がほぼ拮抗(200 件前後)。
・種類別では「土地付建物」が多い(構成比63.0%)。大阪市中心6 区では、「マンション」ウエイトが高い(79.6%)。
・当面の開札件数の動向は、減少ないし横這いが予想される。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計)は、開札件数の状況を受け減少(408 件、前期比▲3.3%)。
・落札件数率(全種類合計)は前期から上昇(98.1%、前期比+2.2 ポイント)
・「マンション」は依然として高水準(99.3%)。落札価額・落札価額倍率(対買受可能価額)
・落札価額(全種類合計)は増加(95.7 億円、前期比+18.2%)、落札価額倍率(対買受可能価額)は2.2 倍で前期からほぼ横這い。

応札者数
・総応札者数は減少(4,280 人、前期比▲8.7%)し、1件平均応札者数(全種類合計)も減少(10.5人、前期11.1 人、前々期11.0 人)。
・「マンション」の平均応札者数は低下し、一時の集中状況は終わった。「土地付建物」は上昇が続く。

落札者
・法人が圧倒的に多い(構成比87.0%)。個人による落札ウエイトは低下傾向が続く。

特集居宅物件(戸建・マンション)状況

・居宅物件は、全競売物件の8割を占める(81%)。
・建物面積は、「戸建」では80~100 ㎡台が6 割、「マンション」では、50~70 ㎡台が半数を、次いで10~20 ㎡台が3 割弱を占める。
・落札件数率は、ほぼ100%。
・築年数別分布状況は築10 年前後で急増する。

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