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競売物件分析(平成31年度上期)大阪地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は増加(518 件、前期比+16.1%)。地域別では、大阪市と東大阪地域が北大阪地域に比べ多い。いずれの地域も減少傾向が続いたが、近年概ね横ばい状況といえる。
・種類別では「土地付建物」が多い(60%)。大阪市中心6 区では、「マンション」のウエイトが高い(78%)。
・当面の開札件数の動向(予想)は、減少ないし横ばい。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計)は、増加(430 件、前期比+11.7%)。
・落札件数率(全種類合計)は低下(94.7%、前期比▲1.6 ポイント)しているが、「土地付建物」と「マンション」は95%以上を確保。

落札価額・落札価額倍率(対買受可能価額)
・落札価額(全種類合計)は減少(88 億円、前期比▲2.5%)。
・落札価額倍率(対買受可能価額)は2.1 倍(前期2.3 倍、前々期2.2 倍)。応札者数の減少を受け低下傾向を示している。
・裁判所が示した応札最低価額(買受可能価額)の価額帯の件数分布状況は、7割が1千万円未満。落札価額の価額帯は、1 千万円未満は3 割で中心は1~2 千万円台(6 割弱)
・落札価額の最高額は3.6 億円。

応札者数
・総応札者数は3 期連続減少(3,830 人、前期比▲7.5%)。H8 年以降の最少数となりピークの3割の水準。
・競売件数の減少により、個人等の応札意欲の減退、競売申し立て前の任意売却促進への注力等により、中古物件取得先としては、競売市場離れが進んできているといえる。
・1 件平均応札者数(全種類合計)は減少(8.9 人、前期10.8 人、前々期10.5 人)。
・「マンション」の平均応札者数は直近数期減少が著しい。「土地付建物」は増加が続いていたが、直近2 期減少に転じた。
・地域別では、大阪市と他地域とで差は明確に現れている。

落札者
・法人が圧倒的に多い(構成比88%)。

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