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競売物件分析(令和元年度下期)大阪地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は減少423件、前期比▲18.3。H8年度以降の最少件数で、ピークの1割強の水準(13%)。地域別では、大阪市と東大阪地域が北大阪地域に比べ多い。いずれの地域も減少傾向が続いたが、近年は概ね横ばい状況といえる。
・種類別では「土地付建物」が多い59。大阪市中心6区では、「マンション」のウエイトが高い85%)。
・当面の開札件数の動向は、減少ないし横ばいが予想される。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計も減少337件、前期比▲21.6。
・落札件数率(全種類合計は低下91.8%、前期比▲2.9ポイント)。

落札価額・落札価額倍率(対買受可能価額)
・落札価額(全種類合計)は高額物件があり増加107億円、前期比+21.1。
・落札価額倍率(対買受可能価額、総額ベースは2.4倍(前期2.1倍。倍率ごとの件数分布状況は1.72.0倍が中心(構成比43%)。
・裁判所が示した応札最低価額(買受可能価額)の価額帯の件数分布状況は、1千万円未満が7割。落札価額の同状況は、1千万円未満は3割で中心は12千万円台(6割弱)。
・落札価額の最高額は37.8億円。

応札者数
・総応札者数は4期連続減少3,047人、前期比▲20.4。H8年度以降の最少人数となり、ピークの四分の一の水準。
・競売件数の減少により、個人等の応札意欲の減退、競売申し立て前の任意売却促進への注力等により、中古物件取得先としては、競売市場離れが進んできているといえる。
・1件平均応札者数(全種類合計は横ばい9.0人、前期8.9人前々期10.8人。
・特に「マンション」の平均応札者数の減少が著しい。「土地付建物」も減少傾向。
・地域別では、大阪市と他地域とで差が現れている。

落札者
・法人が圧倒的に多い(構成比85。

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