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競売物件分析(令和2年度上期)名古屋地裁

開札動向

開札件数
・開札件数(全種類合計)は減少(227 件、前期比▲39 件、▲14.7%)。H12 年以降の最小件数で、ピークの15%の水準。今期は、新型コロナウイルス感染症拡大による非常事態宣言に伴う開札回数の減少で、開札件数が減少した。
・種類別(全域)では、「土地付建物」が多い(61%)。
・来期の開札件数の動向は、横ばいないし減少が予想されるが、コロナ禍で今後の競売申立件数の推移は不透明。

落札動向

落札件数・落札件数率
・落札件数(全種類合計)も減少(187 件、前期比▲12 件、▲6.0%)。
・落札件数率(同)は上昇(89.9%、前期比+3.8 ポイント)。
・ここ数年来多少の変動はあるものの、概ね90%前後で推移。

応札者数
・総応札者数は7 期ぶりに増加(1,415 人、前期比+305 人、+27.5%)。
・平均応札者数(全種類合計)も減少が続いていたが、6期ぶりに増加(7.6人、前期5.6人)。
・前期まで数期にわたり、応札者数10 人台の物件数が半減し(32%・16%)、4 人以下が過半数まで増加したが(34%・52%)、今期はいずれも30%前後の従来水準となり、平均応札者数の底上げとなっている。
・最多応札者数は34 人(前期22 人)。

落札者
・法人が圧倒的に多い(構成比84%)。
・落札最高額は2.6 億円。

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