全国の不動産鑑定業の市場規模を調べた。15年の国土交通大臣登録業者(二都道府県以上に営業範囲のまたがる業者)と都道府県知事登録業者を合わせた扱い件数や売上高を、全国規模で調べると21万件、売上高461億円である。
なお平成14年、11年に見られる三年毎の売上高の突出するのは固定資産税の評価替えのための不動産鑑定がある為である。
次に平成15年(1月~12月)の国土交通大臣登録業者92社で鑑定した件数は48,953件、売上高は147.7億円である。因みに単価は30.2万円である。
同じく大臣登録業者の動向を平成10年から15年まで時系列でみると件数、売上高とも平成14年が最も多いが、単価では41.9万円(10年)、29.6万円(11年)、37.2万円(12年)、32.9万円(13年)、22.6万円(14年)、30.2万円(15年)で、逆に平成14年が最も安い。
15年の売上高147.7億円と14年の売上高177.9億円の差30.2億円は、92社が受注している固定資産税評価替え(3年に一度実施)の金額とみてよいであろう。
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