今回は登記事項証明書(以下「謄本」という)に記載してある内容のうち権利に関する登記が記載されている「権利部」を取り上げます。 続きを読む
「JA金融法務」タグアーカイブ
法務局資料の見方~表題部の読み方~
登記事項証明書(謄本)の表題部には、物理的な情報(土地の所在や性質、建物の構造や用途など)が記載されており、「どこにあるどのような不動産なのか」を読み取る事ができます。謄本に記載されている内容は不動産登記法で定められているので、謄本の読み方を覚えたうえで表題部に記載されている情報に違和感を覚えるということは、現況と謄本の内容に相違がある等の注意すべき問題が隠れている可能性があります。 続きを読む
法務局資料の見方~登記記録の基本、不動産登記とは~
不動産に携わるにあたって、法務局資料にどのような情報が記載してあるのかを理解し、またその意味について知っておくことは非常に重要なポイントです。注意すべき点やコツについて解説していきます。 続きを読む
御社の資産は過小評価されていませんか?資産評価のあれこれ
最近、新聞雑誌等で「事業性評価」という言葉を目にする機会が増えています。事業性評価とは、事業を構成する様々な有形無形の事業資産や、それを活かす人的資産やノウハウに焦点を当て、「ヒト、モノ、カネ、情報」などを包含した多面的な資源に着目しながら、将来収益を見通した定性的な分析を主体的に行って評価するものです。 続きを読む
資産管理アドバイスのための空家対策特別措置法への対応
成立の背景
空家等対策に関する特別措置法(空家対策特別措置法)が、平成27年5月26日に全面施行されました。
この法律は、適切な管理が行われていない空家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしている現状に鑑み、地域住民の生命・身体・財産の保護、生活環境の保全、空家等の活用のため対応が必要であるとの観点から制定されたものです。 続きを読む
必要資料の収集と各種調査
事前調査の必要性
不動産の調査にあたっては、現地に行く前に、対象不動産について、事前に入手可能な資料を用いて様々な角度から調査します。事前調査により対象不動産のイメージを掴むとともに、現地調査をスムーズに行うことができます。 続きを読む
対象不動産の確定と法定地上権
担保調査の手順
担保調査は、主につぎの手順で行います。
- ① 対象不動産を確定する
- ② 必要資料の収集と各種調査を行う
- ③ 価格水準を把握する
- ④ 現地調査に赴く
今回採りあげるのは、①対象不動産の確定についてです。担保調査の手順のなかでも特に重要であり、これを疎かにすると後々問題が生じる可能性がありますので、要点を押さえておく必要があります。 続きを読む
担保の適格性と不適格性
担保の適格性と不適格性
今回は、担保適格性と不適格性を中心に解説します。 続きを読む
知っておくべき不動産担保の基礎知識
不動産とは?
不動産とは何でしょうか。土地や建物のこと?そう、そのおりです。民法八六条一項に「土地及びその定着物は、不動産とする」と規定されており、不動産は「土地」と「建物」と考えてよいでしょう。 続きを読む