不動産鑑定士で創価大学法学部の教員の松田です。今回は、抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲とその基準について見ていきたいと思います。 続きを読む
「コラム」カテゴリーアーカイブ
-動産評価精通者への道のり-輸入機械
先日、国内メーカーの機械設備ではなく、海外メーカーの輸入機械(食肉加工機)の動産評価を行いましたので、今回はその内容を紹介します。
機械設備評価には、「新規再調達コスト」を求める重要なプロセスがあります。調達先が海外かつ特殊な機械の場合には、導入コストの変動を正確に見積もらなければなりません。本件では、アイスランド製の食肉加工機のため、近年大きく変動した為替相場や物価変動の影響を「傾向係数」として反映する必要がありました。 続きを読む
相隣関係に関する民法改正について(令和5年改正民法その2)
不動産鑑定士で創価大学法学部の教員の松田です。今回は、令和5年で改正がなされた相隣関係について見ていきます。すでにこの4月1日に施行されています。 続きを読む
ー再生建築ー 高経年団地の大規模修繕セミナーに登壇
先月の10月29日、多摩市役所が主催したマンション管理セミナーに、当社常勤監査役の由良範泰が登壇しました。築40年のマンション管理組合として、大規模修繕の計画から工事完了までの約4年にわたる取り組みについて説明しました。このセミナーには定員を超える91名が参加し、高い関心が寄せられたことを感じました。 続きを読む
空き家トリアージの視察団がご来社
これまで当社では「空き家トリアージ」を活用した空き家事業を複数の自治体で実施して参りましたが、先月10月26日、「空き家トリアージ」の取組みに関する視察のため、熊本県八代市の市議会副議長をはじめ、自由民主党3会派(礎、和、絆)議員5名の皆様が当社の本社オフィスを訪問されました。 続きを読む
共有物の利用の円滑化に関する民法改正について(令和5年改正民法その1)
創価大学法学部で専任教員として民法を担当しています不動産鑑定士の松田です。今回は、所有者不明土地等について見ていきます。
担保評価等の不動産鑑定評価を行うにあたり、共有土地であるけれども共有者の一人が行方不明であるといった場合があると思います。その場合、処分が一定程度制限されますので、当然に評価がその分減価されるものと思います。 続きを読む
ベトナム工業団地調査レポート~急速に成長するベトナム工業団地2023年~
TMSコンサルタンシー社の市場調査チームがまとめた、コロナ禍前後の各段階におけるベトナム経済の発展状況は以下の通りである。 続きを読む
-動産評価精通者への道のり-在庫評価(ブランド雑貨)
今回は、機械設備の評価ではなく、棚卸資産である商品在庫の時価評価について紹介します。
本件動産評価の依頼者は、ライセンス契約に基づきライセンサーより使用許諾されたキャラクターのグッズをデザイン・開発し、海外生産した商品を輸入して小売店に販売する卸売業を営まれています。一般的に、在庫は「商品」や「原材料」、「仕掛品」、「完成品」等に分類されますが、依頼者は製造等を行っていないため原材料や仕掛品等もなく、評価対象は「商品」のみで、在庫点数は15万点にのぼりました。 続きを読む
-動産評価精通者への道のり- たまにやって来る変化球を打つ!公正賃貸価値(Fair Rental Value)
先日、公正賃貸価値(FRV)を求める機会がありましたので紹介します。
裁判で紛争中事件について、知り合いの弁護士から依頼がありました。対象物件は不当に占有されていた複数点の機械です。過去時点におけて該当する期間に対応した賃料を算定し、第三者による公正な鑑定評価を求められました。 続きを読む
-空き家トリアージ手法の活用- 空き家対策事業の紹介
我々はこれまで、空き家問題を抱える地方自治体と連携しながら、国土交通省の補助事業として「空き家トリアージ®」を活用したモデル事業を展開して参りました。
2018年の毛呂山町(埼玉県)を皮切りに、2019年は佐渡市(新潟県)、鷹栖町(北海道)、2020年の月形町(北海道)、2021年は再度佐渡市、と各自治体が推進する空き家調査員育成モデル事業に参画。 続きを読む