コラム」カテゴリーアーカイブ

-動産評価精通者への道のり-在庫評価(ブランド雑貨)

今回は、機械設備の評価ではなく、棚卸資産である商品在庫の時価評価について紹介します。

本件動産評価の依頼者は、ライセンス契約に基づきライセンサーより使用許諾されたキャラクターのグッズをデザイン・開発し、海外生産した商品を輸入して小売店に販売する卸売業を営まれています。一般的に、在庫は「商品」や「原材料」、「仕掛品」、「完成品」等に分類されますが、依頼者は製造等を行っていないため原材料や仕掛品等もなく、評価対象は「商品」のみで、在庫点数は15万点にのぼりました。 続きを読む

-動産評価精通者への道のり- たまにやって来る変化球を打つ!公正賃貸価値(Fair Rental Value)

先日、公正賃貸価値(FRV)を求める機会がありましたので紹介します。

裁判で紛争中事件について、知り合いの弁護士から依頼がありました。対象物件は不当に占有されていた複数点の機械です。過去時点におけて該当する期間に対応した賃料を算定し、第三者による公正な鑑定評価を求められました。 続きを読む

-空き家トリアージ手法の活用- 空き家対策事業の紹介

我々はこれまで、空き家問題を抱える地方自治体と連携しながら、国土交通省の補助事業として「空き家トリアージ®」を活用したモデル事業を展開して参りました。

2018年の毛呂山町(埼玉県)を皮切りに、2019年は佐渡市(新潟県)、鷹栖町(北海道)、2020年の月形町(北海道)、2021年は再度佐渡市、と各自治体が推進する空き家調査員育成モデル事業に参画。 続きを読む

-動産評価精通者への道のり- 動産評価の用語集

動産評価の精通者への道のりはまだまだ先は長いですが、動産評価人が使用する共通言語であり、実際に動産評価書でも記載している用語について、今回は紹介します。

※出典元は、ASA認定資産評価士(機械設備)の資格講座テキスト(ME201~ME204、日本語版JaSIA訳)およびASA刊「Valuing Machinery and Equipment (The Fundamentals of Appraising Machinery and Technical Assets 4th edition)」です。 続きを読む

ドローン技術演習(空撮)in北海道斜里町

2022年9月22日、ドローン技術の向上を目指し、横山測量設計事務所の横山氏のご支援の下、北海道斜里町でドローン飛行演習を実施しました。前回のワーケーションで斜里町を訪問後、すでに2ヶ月が経過しており、知床峠の一部では紅葉が進むなど、秋の気配を感じました。 続きを読む

はじめてのワーケーション2022夏in北海道斜里町

事業開発本部では、2022年7月20日(水)~26日(火)の計7日間、宿泊施設も完備したテレワーク施設である北海道斜里町の「しれとこらぼ」にてワーケーションを実施しました。参加者は4名、前半チームと後半チームに交互に分かれて滞在し、通常業務のテレワークを実施するだけでなく、一般社団法人知床スローワークスのメンバーとの交流を深めました。 続きを読む

-動産評価精通者への道のり- 実務レポート③ 建造中の船舶

前回コラムに続いて、弊社グループ会社の(株)事業性評価研究所と共同で行う「動産モニタリング&動産評価」のうち、今回は建造中の船舶に関する「動産評価」の紹介です。

本件動産評価の対象は、完成した船舶ではなく建造中の船舶となりますが、「動産モニタリング」で資材の仕入れ状況や建造進捗をモニタリングした結果を元に、評価を行います。 続きを読む

-動産評価精通者への道のり- 実務レポート② 造船所+ドローン空撮

弊社グループ会社の(株)事業性評価研究所と共同で行う「動産モニタリング&動産評価」のため、造船所に赴き実査を行いました。完成した船舶ではなく建造中の船舶が評価対象となるため、資材の仕入れ状況や建造進捗を「動産モニタリング」し、そのモニタリング結果を通じて「動産評価」を行いますが、今回は年数回行った実査の最終回となります。 続きを読む

私のデジタル住宅

 コロナ禍は、発生から2年が過ぎようとしていますが、なかなか出口が見えません。今年はワクチンの接種も開始され、昨年ほどの混乱はなかったようにも思われますが、不動産市場では老舗料亭が閉店したり、名門ホテルの廃業が決まるといった大きな混乱が続いています。サラリーマンの勤務形態もテレワークの比率が高まり、このままいけば「オフィスに顔を出すのは週に一度が当たり前」という時代がやって来るのかもしれません。そうなれば、アセットとしてのオフィスの盤石性が崩れるとともに、住宅市場でもこれまでの価格相場は大きく塗り替えられることが予想されます。既に、首都圏では駅に近いマンションから郊外の戸建住宅に需要が流れ始めており、地方圏でも新幹線通勤圏とされるエリアでは新築住宅に対する問い合わせが目に見えて増えています。 続きを読む