事業開発本部では、2022年7月20日(水)~26日(火)の計7日間、宿泊施設も完備したテレワーク施設である北海道斜里町の「しれとこらぼ」にてワーケーションを実施しました。参加者は4名、前半チームと後半チームに交互に分かれて滞在し、通常業務のテレワークを実施するだけでなく、一般社団法人知床スローワークスのメンバーとの交流を深めました。
滞在中は気温20℃未満の日が続き、持参した長袖はパーカー1着のみの筆者としては、涼しさを通り越して体感気温は10℃でしたが、東京の最高気温35℃というニュースが届く度に、帰りたくないという気持ちが増幅していきました。また、青空が見える日は僅かでしたが、時より顔をのぞかせる斜里岳の山容やオホーツク海に沈んでいく夕陽、黄金色に染まった小麦畑、白色の花を咲かせたジャガイモ畑など大自然や人の営みが魅せる風景に心奪われ、車を走らせていればキタキツネやシカだけでなく、3頭の親子ヒグマにも出合え、感動が最高潮に達しました。
こうした楽しい思い出作りばかりだけでなく、しっかり仕事も行いました。
すでにドローン測量で一緒に仕事を始めていた横山氏には、測量現場にてドローン測量を実演いただくなど、弊社のドローン技術習得に対するご支援をいただきました。ここで、測量専門家による精度の高い測量結果は、不動産鑑定評価や建物ER、不動産DDなどへの活用の場が広がるものと考えており、弊社との益々の発展的な関係に期待をしています。
また、斜里町で不動産業を営まれている元木氏とは、空き家対策事業への意見交換を行いましたが、空き家対策の一環として、実際に元木氏が取り組まれている民泊施設をご案内いただきました。世界自然遺産の知床では観光業が盛んな地域でもあることから、観光業に根差した空き家対策事業は、我々にとっては新たな視点でもありました。
最終日の前日夜には、知床スローワークスの皆さんにバーベキューを開催いただき、斜里町でワーケーション中の別グループと一緒に参加しました。斜里町で漁業、農業、建設業、士業などに従事されている方々と地元ならではの大変興味深いお話をお聞かせいただき、とても新鮮な経験となりました。
今回のワーケーションは筆者にとって初めての経験でしたが、テレワーク施設「しれとこらぼ」では高速Wi-Fiが完備されており、普段自宅でテレワークしている環境と遜色なく、Zoomによる顧客との打ち合わせも何ら支障なく実施できました。
ワーケーションを否定的に考える意見もありますが、仕事環境を変えることは気分転換にもつながり、開放的な雰囲気による業務遂行は心の余裕を与える良い機会であると考えます。また、普段でしたらお会いできない方々との交流は、自身の見識も広げる意味でも大きなチャンスであると改めて認識しました。次回ワーケーションを企画中ですので、より事業開発力を高められるよう参加したいと思います。
【リンク先】
一般社団法人知床スローワークス
有限会社横山測量設計事務所
株式会社元木金物店 不動産事業部
事業開発本部は、営業開発部や不動産ソリューション部、事業企画部の3部門を統括し、動産評価、不動産デューデリジェンス、建物エンジニアリングレポート及び新規分野などの商品やサービスを取り扱い、お客様の幅広いニーズをサポート。
「機械・設備等の動産評価・調査」にご興味があるかたはこちら。
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